猫を離せない総長さんの話Ⅰ



「あ、あついっっ!!!」

想像を絶する熱さに久々に出したのではないかと思われる大きい声をあげてしまった。

「どうした!」

ドタドタと近づいてきた足音。
いや、まずい、だめっ

「く、くるな!」

てぢかにあったフェイスタオルで体を隠した瞬間、お風呂の扉が勢い良く開いた。