猫を離せない総長さんの話Ⅰ




翠side

あぁ…今日は本当に。

「疲れたわ。」

そう言って圭人の家のソファに沈み込んだ。

というか。

「私どこで寝るの?」

「俺の隣。」

「私、どこで寝ればいいの?」

「俺のベッド。」

「悪いからソファで寝るわね。」

「…おい。」

「私と一緒に寝たら狭いわよ」

「お前細いから大丈夫」

「…落とすわよ。」

「やってみろ。とにかくお前俺の隣。ほれ、風呂行ってこい。」