猫を離せない総長さんの話Ⅰ




「…じゃあ俺だけでいい。今は。」

他のうっとおしいやつから守ってやる。

「お前が笑いたい時に笑えるように、な。何も考えるな。」

私の顔を見てそういう圭人は辛そうで。

「………ずるい。」

「余計なことは考えず、翠が本当に望むようにやれ。自分で自分を縛るな。」


本当に、ずるい。

「……けーと」