進んで行く話題についていけない私。
どこまでも勝手で、でも私のこと考えてるって、伝わってきてしまうから、拒むこともできないで。
「…あんな姿、嫌に決まってるだろ。でもそうしないと。誰とも関わらないで生きることができると思うほど、私は世間知らずじゃない。
あの姿でいれば、危ないのもわかってるのよ。まぁその、そういう設定でやってるわけだからな。」
ここまで話すと、圭人の抱きしめる力が強くなった。
「うっとおしい男子につきまとわれるのも嫌だし、めんどくさい女子に疎まれるのも煩わしい。でも、まともに付きあう対象を作って、心を許してしまった方が最後は辛いのよ。」
そう、こうやって心の内を話して、すがってしまったら。
離れるのが辛くて、別れるのも辛くて、裏切られるのが辛い。
「こうやってあなたといることも、どうしようもなく安心するのに、いつかはって思ってしまうのよ。」


