猫を離せない総長さんの話Ⅰ



「…自分からくるなんて珍しい」

「うるさい」

とにかく離れたくなくてキュッと抱きつく。

圭人の少し早い鼓動が伝わってきて、圭人も緊張してると思うとなんだか余計恥ずかしくなってきた始末。


「…翠。」

あ、名前で読んだわ。

「ん。」

「ほんと、俺のそば離れたらダメ。」

「……んー。」

「だめ。」

「はい。」