猫を離せない総長さんの話Ⅰ



急いで部屋を片付ける圭人や、蜂蜜入りのホットミルクを作る圭人を想像すると面白い。

マグカップで口元を隠しながら堪えきれなかった笑みをこぼした。


「何笑ってるの。」

「笑ってなんかないわ。」

マグカップを机に置いてソファに身を預ける。

そばにあったクッションをとって抱くと、圭人の香りがしてドキドキした。

…ってわたし変態みたい

「…気に入った?」

ちかいわよっ!

隣に座って顔を覗き込んできた圭人にドギマギしながらも平気な顔をしてとても、と言った。

「よかった」

少し微笑みながらそう言って頭を撫でてくる圭人に安心感を覚えながら思わず目を細めた。