猫を離せない総長さんの話Ⅰ



「なにいってるの?何もしないよ?」

そう言ってなおも引っ張って行こうとする3人組。

もうダメと、諦めた瞬間だった。

「お前ら、何してんの?」

その言葉とともにふわりと何かに包まれた。
何度目かの、圭人の腕の中だった。

「てめぇにかんけえねぇだろ!」

無理やり引き剥がされた腕をいたそうに触りながら金髪が怒鳴る。


その言葉に不機嫌MAXだった圭人のオーラが、殺気に変わった。