かといってアレに突っ込んで行くほどの勇気もなく。
困ったな…
と思って途方にくれていると
「綺麗な子、暇なら遊ばない?」
「………。」
茶色1と茶色2、金髪1に絡まれた私は脱力感に見舞われた。
アノ三上翠で絡まれたなら。
適当にかわせたのだけれど。
今の状態でかわす術もわからず、と方にくれた。
「シカトってことはー、いいのかな?」
「ーーーっ。」
茶色1が私の腰に手を回してきたので思わずはたき落とした。
「だめじゃん、そんなことしたら」
そう言って金髪1がグッと私の腕を掴む。
触るな。
金髪の生暖かい温度に頭が真っ白になって行く。
『翠、大丈夫だからさ、ほら。』
同じように強引に私の腕を掴んだあいつのことが蘇る。
「震えちゃって、かわいー。何もしないよ、大丈夫だから、ほら。」
言葉までもが、あいつとかぶる。
気持ち悪い。
触るな。
触るな、触るな、触るな。


