猫を離せない総長さんの話Ⅰ



「次、ここ。待ってるから選んでこい。」


そう言って連れて来られたのはランジェリーショップで。

「…わ、わかった。」

はずかしくなって、今度は抵抗もせず店内に入る前にチラと圭人を見ると


そっぽを向いて心なしかほおを染めていて、なんとなく微笑みが浮かんだ。


笑おうと意識せずに笑うのは久々だな、と思った。