猫を離せない総長さんの話Ⅰ


翠side

「おい。…ちょっと。ねぇ!けーと!」

私の小さな荷物を奪って軽々と持ちながら歩く圭人の向かった先は。

女性向けの服屋だった。

「…なに。」

扉の前で立ち止まる私の手を引いてズンズンと店内に入る。

何考えてるんだ!