猫を離せない総長さんの話Ⅰ




圭人side


あいつ、本当は男慣れしてない。

『イイコトシヨ、総長さん』

そう言って不敵に笑ってた学校での翠を思い出すと、他の奴にもあんなことしてんのかと思うとなんだかひどく腹が立った。


そもそもなんであんなキャラしてるんだ?


「準備、できたぞ。」

そう言って少ない荷物を持って立つ翠。

「荷物、少ない。」

そんなんで生活してけないだろ?
そう言うと、めをそらして

「別に、どこも行かないから服が少ないだけ。」

と言った。

「……。」

にしても少ないだろ。


俺は呆れたため息をついて、行きにファッションショップに連れて行こうと思った。