猫を離せない総長さんの話Ⅰ



「準備したいから離して。」

「…チッ」

解放された私はTシャツにハイウエストデニムスカートにさっさと着替えて、昨日もらった苺大福を食べようと箱から取り出す。


ぽってりとした大福は本当に美味しそうで、見ているだけで幸せな気分になる。


「そんな好きなの。」

よほど嬉しそうだったのか、圭人が呆れながら聞いてきた。


「大好き。」

そう答えてパクリとかぶりついた。