「はー」 玄関を出てすぐに翔がため息を吐いた。 「ごめんね?」 突然謝る翔に、あたしはなんのことを謝っているのかわからず、 「何が?」 と聞き返すと、凛のこと、とつぶやいた。 「たぶんもうすぐ年末だから帰ってきたんだと思う」 気まずそうな顔をしながら翔は頭を掻いた。 「ううん、全然」 「それに今日はゆっくり家で過ごそうって・・・・・」 そこまで言って翔は、あ!!と声を上げた。 「菜奈の寝顔見てない!!」