「出かけようか」 その一言にぽかんとするあたしと凛ちゃん。 「凛はお留守番」 翔が凛ちゃんにそう告げると、 「え・・・・・?」 と泣きそうな顔になる凛ちゃん。 「翔、」 とあたしが声をかけたとき、 「ごめんね凛。今日は前から菜奈と過ごすって決めてたから」 ポン、と凛ちゃんの頭に翔が手を置けば、 「・・・・・わかった」 と目に涙を貯めて凛ちゃんは言った。