一瞬固まって黙る私を見て、

さらり

と私の髪をなでた。


「キミは僕を欲情させる方法を知っている。」

「そ、そんなの…!」

私が声を荒らげた瞬間だった。



白く繊細な指が私の唇をなぞる


「しーっ…」




今夜もまた

過ちを繰り返すのか。