まだまだ、真夏です。



海<あちー>




桐生院から出て、お使いをしていた海は呟いた。




海<まだ、夏だもんな>





海は呟いた。




海は珍しく、白のシャツの上に、黒い半袖のジャケット。そして、ズボンを着ていた。





海は大量の荷物を持っていた。





海<桐生院に戻ろ>





海が歩き方出した時、





<もしもし>




誰かに声をかけられた。




海<―――――――――――――――?>





海は怪訝な表情で振り向いた。



そこには、地味な男がいた。




<君、桐生院の人?>




海<そうですが>





<これをあの方に!>





男は海に手紙を押し付け、逃げた。




海<――――――――――――?>





海は手紙を見た。




高宮早乙女様。




とあった。