桐生真依は少女にそれを見せていた。




真依<いかが?>




<悪くないやん>




少女は、艶やかな金髪に、真逆の黒いスーツを纏っていた。




真依<よかった。八神杏樹>





杏樹<おもろいやん>





杏樹は言った。





真依<終焉ね>





杏樹<わいは否定や>





真依<違う>




杏樹<ん?>





真依<嫌な予感がします>





杏樹<ふーん?まだ、わいらには、関係ないけどさ>





真依<貴女はどうします?>





杏樹<ん?>





真依<八神一族の姫は>





杏樹<秘密や>



杏樹は茶目っ気たっぷりに言った。




真依は呆れた。