真依は無慈悲にも言った。



そして、消える。



海<あいつ!>




玲<逃げましたわ>





海<何で?幹事じゃないわけ?>




麗<いや――――――>






海<あの人権無視>





海はふんぞり返った。





斗真<水沢くん>





海<何?>




桐花<あんた、目立ちすぎ!>




見ると、葵院の皆さんが海を睨んでいた。





海<何ですか?>





<品のない男がいる。>




黒髪の男は言った。






<それはまぁ>





海は珍しく、無表情でかわした。





<君、理事長に向かって――――――>




海<ありがとうございます>





海は礼儀正しく言った。





海<上から目線のご忠告>




海は言った。




空気が、変わった。




<許せませんね>





五人は立つ。




ハヤテ<――――――>