夏祭りの終わった数日後のお話です。




海<鍋?>


海は斗真とエリの二人の言葉に絶句した。


海<今は夏だよな?>



斗真<めちゃくちゃ暑いですよね>



海<狂った?>



エリ<いやいやいや!>


斗真<たくさん、お鍋セットが来たんですよ>


海<だから、何で!>


斗真<残飯処理です>


エリ<他のみんなにも、言ってね♪>


海<材料は?>


エリ<各自でオススメを!>


斗真<やるんです?>



エリ<そうだよ!よろしくね!>



海<わかった――――――>



海は答えた。



これが、真夏の悲劇のプロローグだった。