夏もそろそろ終わりに近づいた。



海<もう夏も終わりだよー!>



青と黒のチェックのシャツにズボン、だて眼鏡をつけた海は呟いた。



斗真<水沢くんは、年中夏だと思います>




斗真は呟いた。



海と斗真―――――――――



二人はお使いの帰りだった。



海<あのさ、終焉についてわかった?>




斗真<高見も桐生も大変ですよ>




海<オレとハヤテのせい?>





斗真<水沢くんとハヤテはむしろ、貢献しています>




海<な?>




斗真<―――っと、水沢くんには、秘密でした>




海<――――――――――――――――――?>




斗真<早乙女さんについては色々です>




海<なんか、ヤバい流れ―――>