黄金色に輝く夕焼けをバックに、桐島くんが言った。 「佐野さんって結構派手な下着つけるんですね」 持っていた書類の束を全部おっことしそうになったけど、ぐっとこらえて平然な表情を見せた。 「な、何を言ってるの?」 動揺していると思われたくないから無理やり笑顔を作ったが、そんな私を見て桐島くんはクッと笑った。 「下着、透けてますよ?」 5個も年上の私向かって、勝ち誇ったような笑みを浮かべている。