あいつも、絵を描くことが好きだった。 だけどあいつは、現実をきちんと見つめて、就職をした…。 あいつの、前を見て進む姿に励まされることもあったが、同時に 「俺は何をやっているんだ」 と、自責の念に駆られることもあった。