瞳をキラキラさせて言うと、あっくんはやっぱり優しい顔をしてくれた。 「敦(あつし)先生の授業が好きな人ー?」 ちょっとふざけたような調子で、手を上げたあっくん。 あっくんなら、絶対に素敵な先生になれるよね。 そんな意味も込めて……。 「はいはーい! あたし、敦先生が大好きです!!」 「はは、俺が? それは、うれしいな」 そんなやりとりが楽しくて、幸せで、すごくうれしかった。 あっくん、恋愛対象に見られないことは、わかってるよ。 ーーでも、すごく好きだったんだ。