俺に溺れてみる?




でも、友達の間でもそんな雰囲気はなくて……。

美奈でさえ、今年は騒いでないんだもん。




「うん、わかってるよ。だから、このみを食いにきた」



………は?


いや、あたし?

あたしって……食べれないよね。


え、どういうこと……?



あたしはわけわかんないのに、あっくんはどこか妖艶な笑みをたたえている。


それに、あたしとの距離も近づいているような……。




「ちょ、あっくん……んっ」



ソファーから動けずにいると、軽く触れるだけのキスをされる。


ポーっとしたままあっくんを見ると、彼は妖しく口角を上げた。