「ちょっと休憩しよっかな。ココアいれてくるけど、あっくん、コーヒーでいい?」 ウチのリビングは、あっくんが高校生だった頃となにも変わってない。 あっくんは、自分のウチのようにゆったりとソファーに座る。 それから、あたしに向かって手招きしてきた。 「ん?なに?コーヒーいや?紅茶もあるけど……」 なんて言いながら、キッチンからソファーに座るあっくんのもとへと近づく。 あたしがあっくんの前に立つと、腕を引っ張られて、ソファーに体が深くうまった。 「な、なに……っ」