《春side》 日曜日。 俺は西田を含めたクラスのヤツら数人と、街に遊びに来ていた。 岡部に会ったあの日から、考えるのは岡部のことばかり。 この間岡部のクラスに行ったのは、ただ、岡部がどうしてるか気になったから。 ちなみに今まで俺は、こんなに誰かに夢中になることなんてなかった。 だけど、岡部だけは例外だったんだ。