あたしは小走りで新藤くんのほうに行く。 「よ、岡部。なんでだろうな、来ちまった。昨日、あれから大丈夫だったか??」 「はい、おかげさまで!!」 あたしはぺこりと頭を下げた。感謝の気持ちだ。 「あ、キミがいちごちゃん?? なんかふわふわしてて可愛いね」 「……ふぇ??」 突然、新藤くんのうしろから、男のひとが現れた。