それに、周りのヤツらもおもしろがって俺らを見てる。 「やめろよ!!」 「春くんがイイって言ってくれるまで離れないもん!!」 クソ!! この女、マジでしつけぇ!! 突き放してもいいけど、やっぱ乱暴なことはマズイかな……。 そう思いながら、俺はふと周りに目を遣った。 「……!?」 そこには……なぜか、いちごがいたんだ。