「いちごだよ」 春くんがそう言った瞬間……あたしの目から、どっと涙があふれだした。 「いちご!?」 「ふぇっ……春、く……あたし……ひっく……あたしも、春くんがっ、春くんがっ……」 嬉し涙で言葉がつっかえてしまう。 早く……あたしの気持ちを伝えたい。