だけど……。



「……あれ、気持ち悪い……」



くらくらは全然おさまらなくて、あたしはまた足をとめた。



くらくらは、あたしの意識を遠のけていくようで……。



こんなの、はじめて……。



だんだん目の前が真っ暗になっていく。