「……春くん!!」 中庭から校舎に戻る。 すると、そこには心配そうに腕を組んでいる春くんがいた。 「……いちご!! だいじょうぶだったか?? あいつにヘンなことされなかったか??」 「うん、だいじょうぶ。あたし、大石くんの気持ちを聞いたの」 「……!!」