《春side》



あの、いちごを呼び出した日。



俺は……あいつに告白するつもりだった。



だけど、うまくタイミングが合わず。



また、今度にすることになってしまった。



……早くいちごを、自分のものにしたい……。



デートしてる間、ずっとそう考えてた。



いちごを好きなのは俺だけでいいのに……なんて思ってしまったこともある。