俺様不機嫌彼氏






「わ、悪かったから!! 新藤、怒らないでくれ!!」



「……チッ」



春くんは舌打ちをして、あたしのとこへ近づいてきた。



「……いちごは俺の獲物なんだけど。これからおいしくいただこうってとこをジャマすんな」



「わ、わかったよ……おまえ、本気なんだな……??」



大石くんはそう言うと、あわてて教室へ戻っていってしまった。