最後の希望は、君でした。


念のための検査入院も終わり、
夕方には家に帰ることができた。

ずっと付き添ってくれていたお母さんは、ショックを受けている私に気を使ってか、話しかけては来なかった。


2日ぶりに家に帰った。

とりあえず自分の部屋に入って、ベッドに倒れこんだ。

見慣れた天井が、とても大きく見えた。

じっと天井を見つめたまま、どれくらい時間が経っただろうか…

コンコン、と、控えめにドアをノックする音が聞こえた。

ドアを開けると、姉の凜子が立っていた。
お姉ちゃんは、「晩御飯だよ。降りておいで?」と、いつもとは違う、優しい口調で言ってくれた。

私は、コクンと頷いて、姉と一緒に下へ降りた。