最後の希望は、君でした。


検査が終わって、先生に、
涼介に会わせてもらうように頼んだ。

本当なら、遺族だけのはずなのに、
こころよくオッケーしてくれた。

霊安室1と書かれた部屋に入った。

そこに、白い布を顔と体にかけられた涼介の姿があった。

白い布をめくって、顔を見た。

涼介だ… 涼介!

また、涙が溢れてきた。

でも…、涼介に涙は見せたらだめだ。
そう思って、グッと堪えた。


涼介…、私、声でなくなっちゃったけど、涼介の分も頑張るから…
見ててね。

心の中でそう言って、涼介の頭を撫でた。