三人が喧嘩してから2日が経った。
琉鬼は毎日私の近くにいた。
麗奈ちゃんに「ストーカー」と言われても無視。


「やっほー、小鳥ちゃん♪」


通学路を通っていたら、璃那さんがブンブン手を降って私の名前を呼んでいた。


「ん?このいかにも俺様って感じの人誰!?えっ、もしかして翔ともう別れて……」


驚きを隠せない様子で口に手を当てる璃那さん。


「……っていうか、別れてません!琉鬼は私の幼馴染みです!!」


「あっ、そう。良かった…」


本当に、心から安心してるような顔をしてる。
そんなに心配するほどなのかな?


「おい、お前。あの翔とかいう奴と何かあったのか?」


それ私も聞きたかった!
あっ、でも璃那さんの表情が曇ってる…
聞かなかった方が良かったかな…


「よし、覚悟を決めた!実はね……」


璃那さんは決意したのか、ゆっくり分かりやすく話してくれた。