あれから3日が経った。


翔君は、私のことを小鳥と呼ぶようになった。


「ふふっ」


私は、朝から機嫌が良い。


何故かと言うと、今日は翔君と日直だから!


「な~に朝からニヤニヤしてんのかなぁ~?こ・と・り・ちゃーん♪」


「うわぁっ!」


ヒョッコリ現れた麗奈ちゃん。


「それにしても、展開早すぎだよね~!転校して来た日に告白して、付き合うことになったっていうのがさ~」


羨ましそうに「はぁ…」とため息をつく麗奈ちゃん。


「冴島もやるわね」


チラリと翔君を見る。


「冴島は、沢山の女と遊んで来たっぽいわね」


麗奈ちゃんの目がキラリと光る。


た、沢山の女の人と遊んで来たぁ?


「ないよ、絶対」


自信ありげに麗奈ちゃんに反論してみた。


「ああいうモテ男は遊んで来た可能性が高いのよ、小鳥」


「可能性が高い」を強調する麗奈ちゃん。


高いって…


チラッと翔君を見る。


麗奈ちゃんの言ってることは本当なのかな?


聞いてみようかな…