「おはようございます。」

休むわけにも行かないし、行けば何か先輩の情報が見つかるかもしれなかったから俺は出社した。

「あ、おはよ!松本くん!」
「おはよー!」

先輩たちが声をかけてくるけど、やっぱり山口先輩の姿は見当たらない。

「…あの、部長。」