だけど、俺の目の前のあいつは、相変わらず機械に繋がれたまんまで横たわっている。
やっぱり気のせいか…?
そう頭のなかでは考えているのに、どうしても春輝から目をそらせない。
まるで、見えない何かに吸い寄せられるように……俺は壁に近づいていく。
視界の端で、廊下を照らす太陽の光がキラリと輝いた。
そっと、冷たい壁に手を触れさせ、俺は春輝に問いかける。
「春輝、起きてんのか…?」
「え?」
「は?」
俺の呟きに驚いたらしい直たち。
次々にICUの壁に顔を寄せ、春輝の顔を伺う。
「春輝?ねぇ、起きてるの…?」
直が震える声が廊下に小さく響いた。
「春輝、ほら!俺の胸に飛び込んで──ぐえっ!」
「飛鳥?黙ろうか」
「は、はひっ!」
今のは完全に飛鳥が悪いな。
しかも起きてたとしてもそんなことできねぇだろうし、できたとしても俺がさせねぇっつーの。
「おい、春輝?いい加減起きろよ」
秋人がブスッとした顔で言う。
「……お前いねぇと、なんか物足りねぇんだよ。
だから、はやく戻ってきやがれ」
ぶっきらぼうに蓮も言う。
二人とも、そんな憎まれ口みてぇなことしか言えてねぇけど、人見知りの秋人や、めんどくさがりで他人に興味ねぇ蓮がそんなことを言うぐらいなんだから、よっぽど春輝のことを認めてるんだと思う。
やっぱり気のせいか…?
そう頭のなかでは考えているのに、どうしても春輝から目をそらせない。
まるで、見えない何かに吸い寄せられるように……俺は壁に近づいていく。
視界の端で、廊下を照らす太陽の光がキラリと輝いた。
そっと、冷たい壁に手を触れさせ、俺は春輝に問いかける。
「春輝、起きてんのか…?」
「え?」
「は?」
俺の呟きに驚いたらしい直たち。
次々にICUの壁に顔を寄せ、春輝の顔を伺う。
「春輝?ねぇ、起きてるの…?」
直が震える声が廊下に小さく響いた。
「春輝、ほら!俺の胸に飛び込んで──ぐえっ!」
「飛鳥?黙ろうか」
「は、はひっ!」
今のは完全に飛鳥が悪いな。
しかも起きてたとしてもそんなことできねぇだろうし、できたとしても俺がさせねぇっつーの。
「おい、春輝?いい加減起きろよ」
秋人がブスッとした顔で言う。
「……お前いねぇと、なんか物足りねぇんだよ。
だから、はやく戻ってきやがれ」
ぶっきらぼうに蓮も言う。
二人とも、そんな憎まれ口みてぇなことしか言えてねぇけど、人見知りの秋人や、めんどくさがりで他人に興味ねぇ蓮がそんなことを言うぐらいなんだから、よっぽど春輝のことを認めてるんだと思う。


