私が捕らわれていたのは、あの人の……、…お祖父様の言葉じゃなくて…
「私、自身……?」
人を傷つけることしかできない自分が、憎かった。
そんなことのために生まれてきた命なんていらなかった。
人が嫌いだとか、そんなのただの建て前だった。
だから、生まれてきたことさえ罪なんだと思っていたんだ。
だけど、
「……それは違うわよ。春輝」
「……っ!?」
お母さんは、そんな私の考え方を許さなかった。
まるで思考を読み取ったかのようなお母さんの言葉。
息をのんでお母さんの顔を凝視する私を、お母さんはさっきとは違う真剣な眼差しで見つめ返してくる。
そのいつもと違う雰囲気に言葉がでなかった。
「あなたが生まれてこなかったら、お母さんとお父さんはこんなに幸せを感じることなんてなかったのよ」
お父さんも……?
「…ええ、そうよ」
また、気持ちを読んだようにお母さんは頷く。
「私、自身……?」
人を傷つけることしかできない自分が、憎かった。
そんなことのために生まれてきた命なんていらなかった。
人が嫌いだとか、そんなのただの建て前だった。
だから、生まれてきたことさえ罪なんだと思っていたんだ。
だけど、
「……それは違うわよ。春輝」
「……っ!?」
お母さんは、そんな私の考え方を許さなかった。
まるで思考を読み取ったかのようなお母さんの言葉。
息をのんでお母さんの顔を凝視する私を、お母さんはさっきとは違う真剣な眼差しで見つめ返してくる。
そのいつもと違う雰囲気に言葉がでなかった。
「あなたが生まれてこなかったら、お母さんとお父さんはこんなに幸せを感じることなんてなかったのよ」
お父さんも……?
「…ええ、そうよ」
また、気持ちを読んだようにお母さんは頷く。


