重たいドアの向こう。
目の前に飛び込んできたのは──
白。ただ、それだけだった。
部屋のなかにあるのは真っ白なシングルベッドだけ。
床や壁も、特にこれといった色はなく。
“白”だ。としか言いようのない、何もない寂しい部屋のなかに。
小さくて幼げな、なのに何もかもを悟ったかのように無表情でこちらを見つめる少女がいた。
──ドックン
小さく、だけど確かに、心臓が音をたてた。
驚いた様子も、慌てた様子もなかった。
ただ、
“……時間?”
それだけを言った。
時間ってなんだろうと首を傾げると、そいつは少しだけ目を細めた。
そして、
“あんた…”
そう、言いかけたけど、口を噤む。
戸惑いが見えたけどそれは一瞬で、小さく呟くように言った。
“……何。殺しにでもきたの”
目の前に飛び込んできたのは──
白。ただ、それだけだった。
部屋のなかにあるのは真っ白なシングルベッドだけ。
床や壁も、特にこれといった色はなく。
“白”だ。としか言いようのない、何もない寂しい部屋のなかに。
小さくて幼げな、なのに何もかもを悟ったかのように無表情でこちらを見つめる少女がいた。
──ドックン
小さく、だけど確かに、心臓が音をたてた。
驚いた様子も、慌てた様子もなかった。
ただ、
“……時間?”
それだけを言った。
時間ってなんだろうと首を傾げると、そいつは少しだけ目を細めた。
そして、
“あんた…”
そう、言いかけたけど、口を噤む。
戸惑いが見えたけどそれは一瞬で、小さく呟くように言った。
“……何。殺しにでもきたの”


