翼~開け放たれたドア~

「おりゃあ!!」

血走った目で私を睨みつけながら、男の1人が鉄パイプを私めがけて振り下ろしてきた。

私はまたため息をついた。

こいつ…

「力みすぎ」

「なっ!?」

私は横にヒョイと避ける。

目標を失った鉄パイプはそのまま地面にガァン!!と音をたてて当たり、勢いあまってそのまま男の手から抜けて、カランカランと地面に転がった。

私は相手との距離を一気につめ、顔面を殴ってから、そのまま回し蹴りをして勢いそのままに相手の身体を地面へと叩きつけた。

「あ、あぁあ…あ…」

怯えるように震え出す奴ら。

「さっきまでの威勢はどこいったんだよ」

私は一歩、また一歩と、奴らに近づいていく。

コツ、コツ、コツ…。

ピタリと止まった私を見て、男たちの顔は真っ青になる。