翼~開け放たれたドア~

なめられたもんだなー…。

私は、奴らにきちんと向き直ると、距離が少しあったから、数歩歩いて近づいていった。

さっきの会話からもう予測はできてんだけど、一応確認しようかな。

「お前ら、緑華の下っ端襲ってる奴ら?」

「あ゙?それがどうしたんだよ」

「ふーん…」

やっぱり…か。

「お前らに聞きてえことあるんだ。
聞かしてくれないか?」

「は?言うわけないだろ?
そういうことは俺らを倒してから言ってもらおうか?」

あー、やっぱりそうなる?めんどくさい。

ま、でも負けないけど。

「じゃあ、かかってこいよ。
こっちはわざわざお前ら探してたんだ」

フードに手をかけ、剥ぎ取る。

白を晒した私は──wing。

「少しは楽しませろよ?」

吹いた風が、私の髪をなびかせた。

「おいっ!こいつ…!!」

「ひ、怯むな!wingといえどたかが1人だ!!」

慌てだす男たちの1人が武器を握りしめ、大声で奴らに言い聞かせている。

…バカらしい。

怯えるくらいならこんなこと止めればいいのにな。

まぁ、遠慮とか手加減なんてしないけど。