翼~開け放たれたドア~

私はそんなことを私に聞く飛鳥たちがわからない。だって…

「聞いて、どうするの」

「え…」

「聞いて、飛鳥たちの意見は変わる?変わらないでしょ。
もし私が“wingは良い奴だ”と言ったところで、飛鳥たちはwingのことを悪く思わなくなるわけない。
それでも、知りたい?」

ジッと彼らを見つめる。

戸惑いが浮かぶ瞳を見ていると、なんだか苦しくなった。

「……聞かせろ」

いつの間にか目を開けていた空夜。

「「「知りたい」」」

そういう他の4人。

「…わかった」

wingは私だ、というつもりはないけど、言えることは言おうと思う。

私は少しだけ大きく息を吸った。