「は、春輝さん!!」

下っ端が、噛みつつも春輝さんを呼んだ。

「あのっ、春輝さんのこと何にも知らないのに言いたい放題言って、春輝さんを傷つけて…すみませんでしたっ!!!」

「お、俺も!見た目だけで判断しちゃって…春輝さんが言ってくれたおかげで気づけました!
ホントにすみません!」

あちこちからあがる謝罪の言葉。

それを飛鳥さんが片手をあげて制した。

「…だってさ、春輝」

どうするの?と見つめてくる飛鳥さんに春輝さんは、

「……変な人たちだね。別に気にしてないのに」

と、首を傾げたけど。

「……気持ちはちゃんと分かってるから。許す」