と、そのとき。

何気なく見上げた幹部室へとつづく階段の踊場に…

「は、春輝さん!!!?」

俺は大声を出してしまい、全員が上を見上げる。

飛鳥さんに連れられた春輝さんがそこにいた。

「いやぁー…、なんかいつの間にかお前らまとまっててビックリだなー」

「い、いつからそこに…?」

やっべえ、俺の声、マジで震えてる…。

動揺してんのバレバレじゃねーか、これじゃ。

「んー…雅人が“うるせぇ!!”って叫んだとこ?」

うわぁー…、ありえねえ…。

一番いやなとこ見られてたなんてな。

「俺ちょっと感動したよー」

飛鳥さん、フォローになってねぇっす…。