それからも、二人だけの時間が流れていった。 時折聞こえる夏風に揺れる葉の音。 木々が揺れる音。 水面に浮かぶ波紋。 全てがキラキラしていた。 ・・・日が落ち徐々に辺りが茜色に染まっていった。 肌もオレンジ色がかかっていたり、葉も水も全てが一色に染められていた。 もうすぐ、夜が来る。