「何でそんなこと言うの・・・」



伝えちゃいけないと思っていた私が伝えたかった思いを。



「僕だって憂よりは長く生きるかもしれないけど、
他の人と比べたら短いでしょ?
あの時伝えておけば良かったなんて・・・伝えないまま後悔したくないんだ」



私は何を恐れていたんだろう。



残りの命が短いからとか友好関係が崩れるのはイヤだとか。



目の前にあることしか見てなかった。



自分を守るのに必死で・・・。



後悔するとかそういうの考えてなかった。



「憂」



「ん・・・」



「好きだよ」



「・・・幸せにしてくれなかったら許さないから」