暫くそこから動けなかった。 今知らされた現実が重い。 涙も出ない。 もうとっくの昔に、大丈夫なんてあり得なかったんだね。 「ははっ…」 それでも別れたくないなんて、私も往生際が悪いね。 チャイムがなった。 授業が始まったけど、私は出る気になれなくてサボることにした。