こんなこと、彼女である私が聞くなんてひどいと思うけど。
聞いておくべきだと思ったんだ。
「…うん、そうだよ。
告白したのも、本当のこと。」
やっぱり……………………
って、え…?
「告白もしたの!?」
私が驚きそう聞くと、
「染田君は気付いてなかったけどね。」
と言って、結城さんは苦笑した。
「それはまあ、あなたがいないことをいいことに、あの手この手で近づいたよ。
でも…─」
──────
──…
ある日の放課後。
染田君と二人で残った時に、私は
「染田君、私と付き合って下さい。」
そう告白した。
しかし、彼からなんの返事もない。
妙にそわそわしていて落ち着きもないし。
「ちょっと染田君、聞いてます?」
すると…
「あ、ごめん。
いやー、美羽がいつもならこの時間にはメールくれるのに来ないからさあ。
で、なんの話?」
───────…